フェデラル・モーグル、買収により自動車電動化技術を強化

イギリスの部品サプライヤーを買収
自動車部品の大手サプライヤーであるフェデラル・モーグル・パワートレインは11月16日、イギリスを本拠地とするControlled Power Technologies Ltd (以下、CPT社)の買収を完了したことを明らかにした。

フェデラル・モーグルは、今回の買収を通じて自動車の電動化とハイブリッド化に向けたパワートレイン部品の開発と製造を強化していく方針である。

買収の財務的な詳細情報は公にされていないが、Federal-Mogul Controlled Power Ltdの名前の元で事業を行っていく予定である。
事業展開の拡大に貢献
CPT社はスタート・ストップアプリ―ケーション用の12ボルトおよび48ボルトの電動モータージェネレーター、マイルドハイブリッド化技術、排ガス駆動の電化技術、内燃エンジンの電動ブースト技術、水素燃料エンジン用電動コンプレッサーなどの技術に強みを持っている。

これらの技術は乗用車、商用車および産業エンジンにおいて、燃費の向上、ドライバビリティと性能の向上、排ガスの低減に大きく貢献する技術となっている。

フェデラル・モーグル・パワートレインの最高経営責任者であるRainer Jueckstock氏は次のように述べている。
「CPT社の買収によって、納入先に電動化技術を新たに提案することが可能となり、フェデラル・モーグル・パワートレインの事業展開を大きく拡大するものである。
高い排ガス規制に対応するためには、内燃エンジンの性能向上に加えて電動化が必要であり、CPT社の買収により、これらの最新技術を手にすることができた。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

フェデラル・モーグル プレスリリース
http://federalmogul.mediaroom.com/