イートンとカミンズ社との合弁会社、商用トラック向けパワートレインを発売
18速の自動トランスミッション
イートンは15日、同社とカミンズ社の合弁会社であるEaton Cummins Automated Transmission Technologiesが、メキシコの商用トラック業界の重要な要件を満たすために特別に設計された、新しい低燃費のキャリブレーションを導入したことを発表した。新しく構成された18速の「UltraShift PLUS MXP」自動トランスミッションは、カミンズ社のISX15ディーゼルエンジンと組み合わせされ、メキシコ独自のドライビングコンディションにおける卓越したパフォーマンスと最高の燃費のために設計されたパワートレインを提供している。
Eaton Cummins Automated Transmission Technologiesの幹線輸送担当、製品戦略マネージャーであるAlex Stucky氏は、次のように述べた。
「我々は、地域のために負荷サイクルと燃費の要件を解析するために、イートンとカミンズ社、顧客の専門家と協力しています。そして、我々は、メキシコにおいて利用可能なカミンズ社のISX15エンジンモデルにとって最適な、高い需要、正確なアプリケーション、先進の低燃費キャリブレーションを対象とした、『UltraShift PLUS MXP』トランスミッションを採用しました。」(プレスリリースより引用)
卓越したパフォーマンスと低燃費を提供
Stucky氏は、「UltraShift PLUS MXP」自動トランスミッションでは、100以上の主要パラメーターが解析され、変更と調整が行われた、と付け加えた。これらには、エンジン効率を維持することをカバーするMXPギア比を活用しながら、ダウンシフトポイント・アップシフトポイント・リターダリミット・需要調整・加速ペダルチューニング、そしてグレードオフセットへの変更を含んでいる。新しいパワートレインのパッケージは、12月にサービスがスタートし、2018年第1四半期に生産が開始される予定だ。
この先進のパワートレイン製品は、Geotab社によるウェブベースの分析論を使用するメキシコにおいて、輸送会社のための「IntelliConnect」に利用可能である。
「IntelliConnect」は、車両の障害コードをほぼリアルタイムで監視し、重大なイベントに優先順位を付け、イートンの技術専門家による正確で包括的な行動計画を提供する、テレマティックスシステムである。
中型・大型商用車向け製品
合弁会社の部品は、輸送会社とディーラーに、ソリューションとサポート、専門知識を提供する、180人以上のドライブトレインのプロフェッショナルからなるイートンのロードレンジャーネットワークによってバックアップされている。Eaton Cummins Automated Transmission Technologiesは、イートンとカミンズ社が50%ずつ出資した合弁会社で、業界をリードする、中型と大型車向け自動トランスミッション技術を創成し、北米のOEM顧客に対して、サポートと市場販売を提供している。
(画像はEatonより)
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