Gestamp、上海に新しいR&Dセンターを開設
安全で軽量、環境にやさしい製品を開発
Gestampは、中国の上海に新しいR&Dセンターを開設したことを発表した。
そして、GestampとOEMは、より安全で軽量な製品を生産し、エネルギー消費量を改善し、環境への影響を低減することを目指しており、新しいR&Dセンターによって、基礎研究から技術への参加、または顧客とのエンジニアリングおよび共同開発活動までのコンピテンシーに焦点を当てていく。
2,500万ユーロを投資して建設された新しい施設は、昆山の施設において、子会社であるEdscha社を含んだ同社グループが行っている研究開発におけるフットプリントを強化する。2017年末までに、経験豊富な従業員40人を雇用する予定となっている。
成長市場である中国で共同開発
Gestampは、アメリカ、フランス、イギリス、スペイン、ブラジル、インド、ドイツの各地に13のR&D施設を運営している。Gestamp Asiaの社長であるのKevin Stobbs氏は、次のように述べた。
「我が社は、中国の顧客と強固で戦略的な関係を構築することにコミットメントしています。上海のこの新しいR&Dセンターによって、我が社は、クライアントと近接な場所で業務を行い、さらに普及する電気自動車などのメガトレンドに合致する、より安全で軽量な車両を共同開発することができます。」(プレスリリースより引用)
新しいR&Dセンターの開設は、自動車産業で活発な市場である中国における成長に対するGestampのコミットメントを意味している。2016年に、同社は、中国にある9つの工場で4,300名以上の従業員を雇用し、合計で7億1,960万ユーロの売上高を計上した。2013年から2016年の間に、Gestampは中国に2億8,200万ユーロの投資を行っている。
工作機械設備を持った工場も開設
Gestampはまた、工作機械設備を持った昆山の新しい工場における事業を開始した。目標は、戦略的関係を強化するために、工作機械の能力で、中国の顧客に追随することである。Stobbs氏は、次のように説明した。
「この新しい施設を中国に導入することで、我が社はヨーロッパの工作機械設備の規格を市場に提供します。世界の自動車市場で3番目となる工場は、中国を代表するものであり、我々は、我が社の利益となる強い成長の可能性を見越しています。」(プレスリリースより引用)
Gestampは、世界中で8つの工作機械設備を持った工場を保有している。Gestampは、重要で精密な工作機械設備を社内に備えている数少ないTier-1サプライヤの1つであり、顧客をサポートするために、金型やツールの設計、エンジニアリング、製造、販売を行っている。
同社グループは、世界のOEMだけでなく中国のOEMとの長期にわたる信頼関係を築いている。そして、世界中で、50種類のブランドで800以上のモデルの部品を供給するために、顧客と協働している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Gestamp Press Releases
http://www.gestamp.com/