豊田合成、欧州委員会より支払い命令を受ける

自動車向けエアバッグでの違法行為
豊田合成は11月23日のプレスリリースにて、自動車向け部品に関して、欧州委員会から前日(ブリュッセル時間)に制裁金の支払いを命じられたと発表した。

この問題は自動車向けエアバッグに関して違法行為があったとし、日本円にして合計およそ1,480,000,000円(11,262,000ユーロ)の支払いをすることとなった。

再発防止に尽力すると明言
豊田合成はこの違法行為に関して、積極的に原因を究明するための調査協力に応じ、事実解明に尽力してきた。その後、協議を繰り返し行い、欧州委員会との和解が決定し、上記の制裁金が決定した。

今回の欧州委員会への支払いによって、連結業績への影響は明確になっておらず、現在、精査を行っており、修正が発生した場合は即座に開示することを明言した。

今回の違法行為により、豊田合成は顧客、株主、その他関係者各位に多大な迷惑をかけたことに対してホームページ上で謝罪した。これまで独禁法の遵守を含め、コンプライアンスに関して整備してきたが、独禁法を含め、再発がないようコンプライアンスの強化に力を入れ、今後もより一層努力を続けると述べた。

今後の豊田合成の動向に注目が集まる。

(画像は豊田合成のホームページより)


▼外部リンク

豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=627