日本精工、静音スラストニードル軸受を開発

グローバル化に対応するため開発に着手を決定
日本精工は11月28日のプレスリリースにて、静音スラストニードル軸受の開発に成功したことを発表した。これにより世界規模で直面している電気自動車のニーズに応えることが可能になった。

この開発で電気、車両、プラグインハイブリッド車のモーター走行をより快適にすることができるようになった。2021年には年間1,500,000,000円の売り上げを目指し、同製品を販売していく。

製品開発への経緯
現在、世界規模で車両が環境に与える悪影響が深刻化し、より環境に優しい電気車両、プラグインハイブリッド車の需要が増加傾向にある。そのため、モーター駆動走行時は音が非常に大きくなってしまい、静音化が求められることになった。

日本精工はこの需要を受け、スラストニードル軸受の静音化に着手することとなった。

スラストニードル軸受の特徴
ころ、レース、保持器を改良し、音圧値で約10%の静音化に成功した。

ころの真円度向上、レース凸形状にすることで発生する音を低減し、樹脂保持器にすることで接触音を低減することができた。今後、同製品を採用することで電動化車両に大きく貢献できると日本精工は考えている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日本精工 プレスリリース
http://www.nsk.com/jp/company/news/2017/1128a.html