Plastic Omnium、リヨンの研究開発センターの拡張とデジタル化を発表

メカトロニクスやバーチャルリアリティなどを装備
Plastic Omniumは11月28日、フランスのリヨンにある、外装部品とモジュールのためのグローバル研究開発センター「∑-Sigmatech」を拡張しデジタル化を行う意欲的なプログラムを開始したことを発表した。

「∑-Sigmatech」に、新しいメカトロニクス、バーチャルリアリティ、ロボット化ツールリソースを装備するために、2,000万ユーロが投資され、この投資は、従業員のチームワークを向上させるためにも使用される。研究開発センターには、世界の11の国から来た550人のエンジニアと技術者が働いており、将来は700人に増員される予定。

施設の主要な拡張およびデジタル化プログラムは、2018年の初めから2020年半ばまで実施され、完了後、同社グループは、現在進行中の自動車革命への貢献における、技術的なマイルストーンとなることを期待している。

接続した自律的でクリーンな自動車の製造へ
「∑-Sigmatech」研究開発センターは、フランスのアン県、サント=ジュリに2003年、開設された。設計部門のオフィスに加えて、自動車メーカーのために新しい部品を開発しているパイロット工場を含む16,000平方メートルの施設では、量産に入る前の検証を行う。

拡張プロジェクトの第1段階は、工業団地内にある既存の8,000平方メートルに、およそ4,000平方メートルを加える予定。プロジェクトでは、メカトロニクスのための新しい機能、ADAS検証、バーチャルリアリティ、共同ロボットリソースなどを装備し、接続した自律的でクリーンな自動車の新しい課題に対応していく。

さらに、追加のオフィススペースが建設されて共同作業に専心し、既存のサービスエリアは近代化される。最後に、レセプション、レストラン、ミーティングエリア、スポーツ施設を含む「ライフセンター」の建物が追加され、施設の総面積は23,000平方メートルに拡張される予定である。

研究開発と専門分野へ注力
この投資は、研究開発の卓越性の向上と専門分野の拡張によって、その革新的な機能を創成するという同社グループの戦略の一環である。

また、このプログラムは、新しいエネルギーソースに特化したブリュッセルにある統先進的なリサーチセンターである「Δ-Deltatech」の建設と、燃料電池産業に関する施設「Ξ PO-CellTech」への投資、エネルギー移行と未来のモビリティに特化した資本リスクアンドへの投資に続けて、同社が発表したものである。

(画像はプレスリリースより)


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