GKNドライブライン、フォーミュラEでパナソニック・ジャガー・レーシングと提携

ダブルヘッダーの開幕戦で活躍
GKNドライブライン(以下、GKN)は、同社とパナソニック・ジャガー・レーシングとのパートナーシップが、12月2日から3日に、香港で開催された2017-2018のFIAフォーミュラEチャンピオンシップで開始されたことを発表した。

劇的だったダブルヘッダーのレースにおいて、チームの強く一貫したパフォーマンスを見ることができた。ネルソン・ピケJr.は、土曜日の第1戦で、レースの最後の瞬間に勇敢な追い抜きを見せ4位となった。

日曜日の第2戦、グリッドで2位のポジションとなったミッチ・エバンスは4位でゴールしたが、ポストレース調査の後に、3位に上がり、チームは初めてフォーミュラEの表彰台に乗った。

電気自動車技術を競うフォーミュラE
世界最高の電気自動車レースシリーズの今季シーズンを通して、GKNは、イギリスを本拠地とするフォーミュラEチームに、設計と製造、コンサルタントサービスを提供することとなった。ドライブシャフトとディファレンシャルから3Dプリンターのような付加製造まで、GKNドライブラインは、Jaguar I-TYPEのスピード化に役立つために、豊富な専門知識を適用させる。

GKNドライブラインのCEOであるPhil Swash氏は、次のように説明した。
「フォーミュラEは、電気自動車技術における競争力を示すショーケースであり、したがって、GKNがグローバルフットプリントにおける活動を継続するための優れた競技の場となっています。高性能ドライブライン、軽量構造、最先端電化システムのグローバルリーダーとして、GKNは、パナソニック・ジャガー・レーシングに参加し、世界の舞台で革新し拡大していきます。さらに、中国の自動車メーカーに対する主要なサプライヤーとして、我々のフォーミュラEが香港で始まったのは素晴らしいことです。」(プレスリリースより引用)

パナソニック・ジャガー・レーシングの香港でのレースカーにGKNのロゴを付けることは、フォーミュラEチームとのパートナーシップを象徴すること以上の意味がある。電気自動車のレースの最高峰に関与することは、中国を含めた世界中の研究開発と生産施設を持つ、電化ドライブライン技術のリーディングサプライヤーとしてのステイタスに一致するものだ。

長年にわたりジャガーにドライブライン技術を提供
フォーミュラEは、GKNが初めてSSジャガーサルーンにドライブライン技術を供給した1935年から始まった、GKNとジャガーの間の長期にわたるパートナーシップを継続するものである。

今日、GKNは、高性能CVジョイントとインテリジェントな全輪駆動システムを含む、幅広いドライブライン技術を、市場に出ししているすべてのジャガーモデルに供給。GKNドライブシャフトは、1951年にル・マンで優勝したCタイプから1990年代初期のXJ220まで、ジャガーの高性能な乗用車とレースカーのすべてに搭載されている。

そして、フォーミュラEは、最新モータースポーツへのGKNのコミットメントを表しており、GKNは、チャンピオンシップ優勝を果たした記録的なレースカーにおいて、既に輝かしい成功を収めている。半世紀以上前から、GKNの技術は、電気自動車モータースポーツ時代の誕生のためのラリーシリーズ全体における多くの勝利を通して、ル・マンでの初期の電気医自動車レースに役立ってきた。

ここ数年、GKNのシステムは、2012年と2013年のパイクスピークで勝利した電気自動車に貢献しており、電気フライホイールは、2014年のル・マンで勝利したアウディのR18 e-tron クワトロの一部となっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKN Driveline Press Releases
https://www.gkn.com/