豊田合成、燃料系樹脂製品が奨励賞を獲得

国内外での普及が見込まれると評価される
豊田合成は12月6日のプレスリリースにて、樹脂フューエルフィラーパイプおよびキャップレス給油口が平成29年度、中部科学技術センター顕彰で奨励賞を獲得したと発表した。

この中部科学技術センター顕彰は顕著な業績をあげた研究者などを賞賛する制度である。

今回の受賞した樹脂フューエルフィラーパイプおよびキャップレス給油口は、世界中の車を取り巻く環境への影響、利便性の向上に大きく貢献すると考えられ、今後、国内外で普及することを想定し、この受賞に至った。

樹脂フューエルフィラーパイプおよびキャップレス給油口概要
樹脂フューエルフィラーパイプは給油口から燃料タンクへつながるパイプである。今までは金属製のものが一般的であったが、世界に先駆け、豊田合成は樹脂化を実現し、さらに重量も約半分に低減することに成功した。

キャップレス給油口については、ガソリンスタンドで燃料キャップを開閉することなく、ノズルを差し込むことができ、そのまま給油できるという画期的な製品になっている。また、キャップレス給油口は日本メーカーとしては初の開発および量産化に成功している。

今後も豊田合成の製品開発および新製品の量産化に注目が集まる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=633