オートリブ、CES 2018でラーニングインテリジェントビークルを紹介

運転者や乗員と相互に感知しあって学習
オートリブは、2018年1月9日からラスベガスで開催されるCES 2018において、人と機械の相互作用で消費者が自律型車両を受容することを助ける、ラーニングインテリジェントビークル(以下、LIV2.0)を発表する。

LIV2.0は、「車内の5番目の乗員」である。仲間である人間の乗員とコミュニケーションを取り、音と手の動きを追跡するセンサ列を通して、運転者と乗員の指示と感情を感知する能力を持っている。

LIV2.0は、機械上のフレンドリーな重ね音声ではない。それは、車両そのものであり、様々な方法で運転者と乗員と感知しあって相互作用し、その経験から学習することができる。

オートリブ、研究部門の副社長であるOla Boström氏は、次のように述べた。
「スマートフォンのように車を使用するのではなく、身の安全を車両にゆだねます。よって、人間と機械の間で共有する制御と双方向の信頼関係が、自立型車両の開発と適用にとって重要となるのです。」(プレスリリースより引用)

次世代のインテリジェントカー
LIVの核となるのは、運転者の視線や環境、認知負荷、眠気、手の位置、姿勢を感知し、この情報を外部環境のデータと融合させることを含めた、効果的なコミュニケーションを可能にする深層学習アルゴリズムであり、安全だけでなく感知することで可能となるドライビング体験をもたらす。

LIV研究プラットフォームは、様々な質問に答えるようにオートリブによって開発された最新のテクノロジーを使用している。

質問は、「独自の環境下において運転者は制御を要請する必要があるか。」「減速やターニングなどの技術的に正確な機能は、乗員の懸念に対応して変更する必要があるか。」「スマートカーは、エンターテインメントやその他のモビリティ体験をしている人とどのように交流するべきか。」などがある。

さらに、Boström氏は次のように述べた。
「車両の操作や運転の方法における進化的変化に対する消費者の反応は、未解決の問題のままです。LIVは、キャビンのインテリアで何が起こっているかについて、外の道路にある時と同じように車両をインテリジェントにするために、革新的な方法を支援します。」(プレスリリースより引用)

CES 2018では、LIVの試乗や、AI、HMI、および自律的な運転に向けて次に来るものは何かについて、オートリブの役員や研究者との議論、産業界と学界の間のブリーフィングセッションなどが行われる予定。

(画像はプレスリリースより)


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