ボッシュ、スターターとジェネレーター関連部門の売却を完了

中国の大手自動車部品サプライヤーへ
ボッシュは、以前はRobert Bosch Starter Motors Generators Holding社であった、子会社のSEG Automotive Germany社とそのすべての子会社を、中国の鄭州市にある買い受け人の企業団体であるZhengzhou Coal Mining Machineryグループ(以下、ZMJ)と、香港にある崇徳基金投資有限公司(CRCI)に売却する計画が、2017年末で完了したことを発表した。

また、合併統制のクリアランスを含むすべての必要な承認も得られたことから、2018年1月1日より、独立した企業となった。

ロバート・ボッシュの理事会メンバーであり、モビリティソリューション事業部門の社長であるRolf Bulander博士は、次のように述べた。
「我々は、目標を達成し、この事業を国際的かつ従業員のために成功へ導くことに向け、実行可能な産業コンセプトと長期的視点を提供する買い受け人を見つけました。新しい集団の中で、この部門が素晴らしい将来のためのチャンスを掴むと確信しています。」(プレスリリースより引用)


事業分離で部門の競争力を向上
新しい所有者であるZMJは、既に様々な子会社を通して、自動車部品供給部門における事業を行っている。スターターとジェネレーター、また、商用車と乗用車向けのエンジン部品メーカーとしての能力において、ZMJは、主要な中国の自動車部品サプライヤーである。

ZMJは、スターターとジェネレーター部門の活動をポートフォリオとともに補完し、さらなる国際化のために活用していく意向を示している。ZMJの長年にわたるビジネスパートナーとして、金融投資家のCRCIも、この買収について同社を支援している。

ボッシュは、2017年5月に、ZMJとCRCIとの間の販売契約を締結した。2015年の中頃に、ボッシュは、パートナーもしくは買い手を見つけることを含む、部門の再編に関する戦略的オプションを検討していると発表した。

ボッシュは、この新しい集団の中で、部門の競争力を高めることができ、成長に向けたさらなる触発が創成されると確信しており、これを実現させるために多くの投資を行った。この事業分離は、同社の歴史の中で最も複雑なものであった。

(画像はプレスリリースより)


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