ビステオン、中国のGAC Engineeringと戦略的提携契約を締結

自律運転ソリューションの開発を推進
ビステオンは、中国の自動車メーカーGuangzhou AutomobileグループのAutomotive Engineering Institute社(以下、GAC Engineering)と、自律運転とその他の運転席用エレクトロニクスソリューションを開発し展開するために、戦略的提携契約を締結したことを発表した。

今回の合意によって、両社は、2020年に発売される計画の車両プログラムとして、CES 2018で紹介されたビステオンの「DriveCore」テクノロジープラットフォームを使用した自律運転ソリューションの開発において協力する。

さらに、両社は、ビステオンの「SmartCore」テクノロジーを使用した計器クラスタ、ディスプレイ、拡張リアリティヘッドアップディスプレイ、およびドメインコントローラにおける商業的な提携の可能性も模索していく。

ビステオンの社長兼CEOであるSachin Lawande氏とGAC EngineeringのWang Qiujing社長は、ラスベガスで行われているCES 2018において、契約に署名した。

中国における両社の存在感をさらに強化
Sachin Lawande氏は、中国の大手自動車メーカーの1つであるGACと提携することを喜び、次のように述べた。
「GACは、質の高い基盤と実証済みのイノベーションを持つ、急速に成長した高い評価を得ている中国の自動車企業です。インテリジェントで自動化された車両における開発努力は、中国に大きな存在を持つビステオンと完全に一致するものです。」(プレスリリースより引用)

一方、Wang Qiujing社長も、ビステオンとの提携について歓迎し、次のようにコメントしている。
「ビステオンのテクノロジーイノベーションと中国における強力な存在感は、自動車分野のテクノロジー開発における我が社のビジョンと同調します。我々は、ビステオンとの提携は自律運転と運転席のエレクトロニクスシステムの迅速な開発を推進することにおいて、重要な役割を果たします。」(プレスリリースより引用)


運転席のデジタル化など業界の動向に対応
当初の取り組みは、レベル3以上の自律運転ソリューションと、ビステオンの「DriveCore」と「SmartCore」的のロジーを使用した運転席のドメインコントローラシステムの開発に焦点が置かれる。

そして、GACとの協定は、運転席のデジタル化、運転席のエレクトロニクスコンポーネントの統合、自律型車両への移行など、業界の動向に対応するテクノロジーソリューションを開発するためのビステオンの取り組みをさらに推進させることとなる。

(画像はVisteonより)


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