イートン、WardsAuto誌のベストエンジン10入賞の車両に技術を供給

入賞した6つの車両に搭載
イートンは、電気自動車のヒューズおよび燃料および排気ガスの削減に関する同社の技術が、WardsAuto誌による第24回ベストエンジン10に選ばれたエンジンのうちの6つに搭載されていることを発表した。

イートンの技術を搭載したエンジンには、次のようなものがある。

超合金製で高性能、軽量なバルブが搭載されているのは、フォードF-150の2.7LターボチャージャーDOHC V-6、ジャガーXEの2.0LターボチャージャーDOHC I-4、ホンダシビックタイプRの2.0LターボチャージャーDOHC I-4、トヨタカムリハイブリッドの2.5L DOHC I-4。

また、電力密度が高く高速中断機能を持つ電気自動車用ヒューズ「Bussmann」シリーズは、Chevrolet Boltの永久磁石駆動モーター、クライスラー・パシフィカの3.6L DOHC V-6/デュアル・モーターに搭載されている。

燃費向上と排出量削減に貢献
WardsAuto誌のシニア・コンテンツディレクターであるDrew Winter氏は、次のように述べた。
「これらの賞は自動車メーカーに授与されますが、サプライヤーによる技術とイノベーションがなければ、これらトップのエンジンと推進システムを提供することは不可能です。サプライヤーは、WardsAuto誌がベスト10として評価したすべてのエンジンを構成するパズルの重要な部分を作り出しています。」(プレスリリースより引用)

イートン、車両グループのエアマネジメント担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるKarl Sievertsen氏は、次のように述べた。
「我が社の大切な顧客がこの権威ある賞を受賞したこと、そして、我が社のパワートレイン技術がエンジン開発の推進に貢献していることを光栄に思います。我々のグローバルなエンジニアリングとデザイン、製造の能力で、主要自動車メーカーと密接に協働して、燃費向上と排出量削減という目標を達成し、世界中の消費者が選択しているレベルの性能を実現します。」(プレスリリースより引用)

実走行で馬力やトルクなどを評価
WardsAutoのベストエンジン10は、前年度の入賞者と比較して、アメリカ市場における最新のエンジンを評価する。対象となるエンジンは、2018年の第1四半期に発売された量産車で、基本価格が63,000ドル以下のものである。

WardsAuto誌の編集者は、10月と11月に、デトロイト地域の都市圏において毎日運転を行って、車両を評価する。そして、馬力・トルク・特徴・騒音低減・実燃費・新しい技術の適用という点に基づいて、それぞれのパワートレインの評価を行う。

イートンは、燃費を向上させ、排出量を削減し、安全性と車両全体のパフォーマンスを強化する重要なコンポーネントを、自動車業界へ供給している。主な製品には、スーパーチャージャー・バルブトレイン部品・トルク制御製品・流体輸送部品・軽負荷トランスミッション・燃料削減製品・パワートレイン制御製品などがある。

(画像はEatonより)


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