HELLA、新型Audi A8に総合的な高性能照明コンセプトを提供

安全性とデザイン性を両立
HELLAは1月30日、2017年11月から販売されている新しいAudi A8に、総合的な照明コンセプトを実装したことを発表した。

これは、インテリジェントな安全性と、個々の快適性や印象的なアニメーションを組み合わせたものであり、照明は安全性機能だけでなく、デザイン要素として主役となっている。

HELLA の「Coming Home and Leaving Home」というコンセプトでは、高級なセダンのフロントとリアの照明ユニットは、車両の個性化にとって重要なものとなっており、独自の車内空間を提供している。

HELLAの役員であり照明事業部門担当のMarkus Bannert氏は、次のように述べた。
「Audiとのコラボレーションにより、Audi A8のための包括的な照明パッケージを開発しました。フロントとリアの照明、そしてインテリア照明を含んだこのパッケージは、車両照明に関するイノベーションと技術、自動車市場の主要なトレンドへの適応におけるリーダーシップを強調したものです。我々は、一貫して、技術と照明デザインにおける最高基準の製品ソリューションを開発し、個性化と新しい機能性を提供しています。A8の照明コンセプトは、ドライバーとのコミュニケーションを図り、安全性と快適性を同時に向上させています。」(プレスリリースより引用)

調整され最適に道路を照らす
車両のドアを開けた時、ドライバーは、日中に点灯する照明のダイナミックな光のアニメーションに照らされる。そして、運転中は、1ユニットあたり32個の小型で個別に調整可能な発光ダイオードが内蔵され、2つのラインで光を伝送するマトリックスLEDハイビームが、道路に最適な視界を提供する。

この新しい配置と、下部ヘッドランプエリアで可変に制御可能なロービームのおかげで、A8は、最もダイナミックかつ正確に道路を照らすこととなり、道路の使用者は光線で目がくらむこともない。

オプションのレーザーハイビームは、時速70キロの速度で自動的に作動し、道路のコースに合わせて調整され、より良い照明をカーブに提供する。また、数100メートルにわたってビームを投射する小型のレーザーモジュールが、すべてのヘッドランプに組み込まれている。さらに、レーザー光は、X型のカバーによって外側から認識され、青色の周辺光によって強調される。

車内にも快適性を提供する照明
そして、個々の照明の特徴は、車内でも継続される。天井のハンドルとの間にある横方向の光バンドは、照明効果を使用してドライバーを歓迎し、運転中は快適な雰囲気を作り出す。

また、新たに開発されたオプションのマトリックスLED読書用ランプは、後部座席の天井にターゲットイルミネーションを提供し、別のハイライトを構成する。このように、Audi A8の照明は全体的な走行快適性に大きく貢献している。

HELLAは、A8において、大規模な有機発光ダイオード(OLED)技術を備えたリアコンビネーション照明を初めて提供した。この4つの小さな垂直のプレートは、すべての面で非常に均一な光を放ち、明るさと正確さを提供している。車両を離れてドアをロックすると、ドライバーは個性的なアニメーションを見ることができる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
http://www.hella.com/