ネクステア、モロッコにアフリカで初となる生産施設を建設へ
ドライブライン製品を生産
ネクステア・オートモーティブ(以下、ネクステア)は、モロッコのケニトラに生産施設を新設することを発表した。この施設は、当初、シングルピニオンアシスト電動パワーステアリング(SPEPS)システムの製造工場として使用し、今後はドライブライン製品の生産ラインに拡張する計画である。
18,000平方メートルの面積を持つ新しい施設は、同社にとってアフリカ初の施設で、起工式は2018年3月下旬となる予定。工場は2019年に生産を開始し、同社の世界におけるフットプリントして25番目となる。
ネクステアは、戦略的にグローバルな製造能力を拡大し、顧客のターゲット地域と協調する。その結果、同社は、より高い効率性とレスポンス性を実現し、世界のOEMとの関係を強化していく。
アフリカとヨーロッパへの拡張戦略
ネクステアの代表は、2017年7月の投資計画を確認して、モロッコ政府との覚書に署名した。その後、2017年12月11日に、モロッコのカサブランカにおいて、モロッコ国王モハメド6世と、モロッコ政府関係者、ネクステアの代表によって公式合意書が締結されている。
ネクステア、南ヨーロッパと南米担当副社長兼最高執行責任者(COO)であるHervé Boyer氏は、次のように述べた。
「我が社の主要な差別化要因として、グローバルな製造施設と、高品質で安全性重視のステアリングとドライブラインシステムを生産する社内能力が挙げられます。さらに、モロッコの新しい施設によって、グローバルな顧客ニーズに戦略的に対応し、この地域から、我が社はアフリカとヨーロッパにおける地理的活動を拡張することができます。我々は、モロッコ当局の協力的なアプローチとインフラ整備計画を高く評価しています。」(プレスリリースより引用)
(画像はNexteer Automotiveより)
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