日本特殊陶業、欧州委員会の決定を発表

自動車部品の取り扱い違反行為の最終決定を発表
日本特殊陶業は2月22日のプレスリリースにて、自動車部品に関する違反行為の制裁について発表した。

欧州委員会は前日の2月21日、ブリュッセルにて日本特殊陶業へ制裁金支払いの命令を下した。

この違反行為は日本特殊陶業が過去に取り扱ったスパークプラグについて、欧州競争法に違反したとされていた。今回、欧州委員より制裁金としておよそ4,000,000,000円に上る支払い命令が下される結果となった。

欧州委員会の調査にも積極的に協力
平成23年7月から現在までの欧州委員会が行った調査に対し、日本特殊陶業は積極的に協力を続けてきた。その間、事実関係の有無、欧州委員会との和解協議を通して、法令に基づきこの決定に至った。

顧客および関係各社の信頼回復に努めることを明言
今回の決定を受け、日本特殊陶業は深刻な問題と考え、今後、再発しないようコンプライアンスの徹底を行い、顧客および関係各社に対する信頼回復に全力を尽くすとコメントした。

また、欧州委員会の決定発表時に、制裁金決定による連結業績予想の修正などはないというコメントも出した。今後の日本特殊陶業の動向に注目が集まる。

(画像は日本特殊陶業のホームページより)


▼外部リンク

日本特殊陶業 プレスリリース
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