オーストラリア政府、タカタ製エアバッグの強制リコールを決定

タカタ製エアバッグを搭載した車両230万台を強制リコール
オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)が、世界的な問題となっているタカタ製エアバッグが搭載された車両230万台を、強制リコールすると28日に発表したことを受けて、同日より各メディアが報じている。

対象となるのは、フォード(Ford)やホールデン(Holden)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)などの大手自動車メーカーで、強制リコールとしてはオーストラリアで過去最大の230万台になるとしている。

2020年12月までに交換が必要 110万ドルの罰金も
今回発表された強制リコールによって、自動車メーカーは2020年12月までに、対象車両に搭載されたタカタ製エアバッグを回収・無償修理する必要があり、違反すれば1台ごとに罰金110万オーストラリア・ドル(85万7,000アメリカ・ドル)が科せられることになる。

世界で少なくとも180人の負傷者、18人の死者を出しているタカタ製エアバッグ。2017年にオーストラリア政府が呼びかけた自主的なリコールでは、対象車両のオーナーからの反応が、半分以下にとどまっていたことも明らかにされた。

(画像はThe Guardianより)


▼外部リンク

The Guardian
https://www.theguardian.com/

Reuters
https://uk.reuters.com/

Daily Hornet
https://dailyhornet.com/