ブリヂストン、新型ルノー・メガーヌR.S.に共同開発したPotenza S001を供給
軽快で高効率、運転の楽しさが増した新型車
ブリヂストンは、同社のPotenza S001を、象徴的なフランスのホットハッチであるルノー・メガーヌR.S.の新しいデザインに合うように設計した。
ルノーの新しいモデルの開発ドライバーであるLaurent Hurgon氏は、次のように述べている。
「ルノー・メガーヌR.S.は、まったく新しい車両です。より強力なエンジンを持ち、サスペンションと4輪ステアリングシステムを改造しました。ブリヂストンはこれに対応し、これらのイノベーションの利点を最大限引き出すために、Potenza S001を設計しました。」(プレスリリースより引用)
高い安定性とレスポンス性、コーナーパワー
ルノー・メガーヌR.S.の標準装備品である19インチタイヤの独占的なメーカーであるブリヂストンは、可能な限りのパワー、コントロール、スポーツ性能のあらゆる部分を提供するタイヤを作り出したいと考えてきた。ブリヂストン・ヨーロッパ、オリジナル装備担当の副社長であるChristophe de Valroger氏は、次のように説明した。
「我々は、ドライ路面でのハンドリングとブレーキングを改善するためにトレッドパターンの外側に大きなブロックを置き、また、ウェットな路面でのパフォーマンスを最適化するために、内側のブロックを小さくしました。路面との接触性と高速での安定性を向上させるために、接触ラインを改善しています。また、ホットハッチに不可欠である早いコーナーリングを可能にしながら、横方向の力を増加させています。」(プレスリリースより引用)
このイノベーションは、トレッドパターンとタイヤ溝の幾何学模様を超えて拡張されている。タイヤは、高性能の原料化合物から作られており、強化されたサイドウォールを特徴とし、タイヤカーカスの剛性を高め、レスポンス性とコーナーパワーを改善している。
共同作業により実現
Valroger氏の説明によれば、ブリヂストンは、現在や未来の規制に沿ってPotenza S001の転がり抵抗を低減させ、ウェットグリップ用のEUグレードAラベルを取得した。そして、ヨーロッパで設計された車両のために、ヨーロッパでタイヤをデザインし生産し、あらゆる段階で近い場所で協働することを実現している。このアプローチの利点は、レーシングドライバーのLaurent Hurgon氏も体験した。
「ブリヂストンとルノーは、これまでのメガーヌR.Sでも提携していましたが、このタイヤは、我々の共同作業を新しいレベルに引き上げました。我々は、相互の小さなアップデートを微調整しました。この卓越した正確さはパフォーマンスに表れています。」(プレスリリースより引用)
Valroger氏は、「メガーヌR.Sは、既に象徴的なホットハッチであったが、新しいイノベーションとPotenza S001で、評判は必ずや上がっていくだろう。」と述べた。
2018ルノー・メガーヌR.S.は、2018年3月にディーラーから販売開始予定。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Bridgestone Press Releases
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