イートン、3.0ボルトXTスーパーキャパシタを発表

48ボルト自動車システムなどに利用
イートンは、従来のスーパーキャパシタと比較して、15%高いエネルギー密度と20%高い電力密度を提供する、ワット時あたりのコストが低減された新しい3.0ボルトXTスーパーキャパシタを発表した。

この新しいスーパーキャパシタは、多くのセルによる設計の電池のために、サイズと重量を低減することを実現している。

イートン、スーパーキャパシタ用グローバル製品マネージャーであるJason Lee氏は、次のように述べた。
「我々は、顧客の電力と効率に関するニーズを満たすスーパーキャパシタを提供することができて嬉しく思っています。この新しいXTスーパーキャパシタは、産業システムのバックアップ、医療機器、48ボルト自動車システムなど、高い出力と高いエネルギーの用途向けに設計されています。その他の用途としては、ロボットや無人搬送車(AGVs)などのマテリアルハンドリングシステムがあります。」(プレスリリースより引用)


低コストでエネルギー密度と電力密度が向上
イートンのXTスーパーキャパシタは、新しい高性能材料と組み合わせた電気化学二重層キャパシタ(EDLC)構造を利用した、独自の超大容量のデバイスである。

先進技術の組み合わせによって、イートンは、数日間で数マイクロアンペアの使用から、数秒で数アンペアまでという範囲の、特定の用途に合わせた様々なキャパシタソリューションを提供することを可能にした。

XTシリーズは、エネルギー密度が15%、電力密度が20%向上し、低コストシステムで長い動作寿命を実現している。

(画像はEatonより)


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