ベバスト、商用自動車用バッテリーの製造に関してサムスンSDIと提携へ
両社の技術でバッテリーシステムを製造
ベバストは、同社とサムスンSDIが、商用自動車用高電圧バッテリーの製造において提携することで合意に達したと発表した。両社は、3月9日に、シュトックドルフにあるベバストの本社において、予備的合意書に署名した。
契約により、ベバストの商用自動車用標準マルチパックコンセプトに関する最適化されたソリューションである、サムスンSDIのバッテリーモジュールの開発と供給が行われることとなる。
サムスンSDIのバッテリーモジュールは、優れた角型リチウムイオンバッテリーセルを搭載しており、エネルギー密度とスペース利用率の点で最高の性能を保証している。
ベバストは、このモジュールを、バッテリーパックに統合し、このバッテリーパックは次にバッテリーシステムに組み立てられる。このシステムベースの設計により、商用自動車メーカーからの様々な要件に対応するカスタムソリューションが容易になる。
高品質で低価格デザインのバッテリーシステム
ベバストグループ、Eソリューション&サービスビジネスの執行副社長であるHartung Wilstermann氏は、サムスンSDIという成功したパートナーと一緒に、高品質で低価格デザインのバッテリーシステムの開発を推進することを歓迎し、次のように説明した。「我々にとって、サムスンSDIとの提携は、バッテリー製造の分野における世界的なシステムパートナーの1つになるという目標を達成することに向けた重要なステップです。バッテリービジネスでは重要な3つの側面があり、我々は既にこれをしています。それは、熱管理と、メーカーの工場で、大規模なコンポーネントを車両へ統合することと、さらに、長年の業界の専門知識です。これにより、バッテリー部門における最適なサポートをOEMに対して提供できます。」(プレスリリースより引用)
バッテリーシステムの開発は、ベバストの製品ポートフォリオの戦略的な拡大の1つである。同社のE-モビリティへのコミットメントは、「強化」と「参加」という2つの柱に基づいた二重戦略に組み込まれている。
この戦略には、コアビジネス領域の大幅な強化と、同社のコンピテンシープロファイルに合致する新しいビジネス分野の開拓も含まれる。また、バッテリーシステムの開発や、個人顧客や商用車の顧客のための充電ソリューションに関する製品ポートフォリオも含まれている。
(画像はプレスリリースより)
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