KYB、ドイツに欧州テクニカルセンターを設立

次世代製品開発に向けヨーロッパでの情報収集
KYB株式会社は3月28日、ヨーロッパでの自動車用部品の開発機能拡充を目的とし、ドイツにあるヨーロッパ統轄会社KYB Europe GmbHの支店として欧州テクニカルセンターを設立したことを発表した。

欧州テクニカルセンターは、ドイツのミュンヘン市内に設立され、2018年4月3日に業務を開始。業務内容は、自動車用部品の開発とマーケティングとなる。

設立の目的としては、ヨーロッパの顧客ニーズをいち早く取り入れた製品開発力を強化し、ヨーロッパにおける OEM ビジネスの拡充を図ること、顧客の技術要求に迅速に対応できる体制を整備し、顧客満足度向上を図ること、次世代自動車技術開発に向け、ヨーロッパでの先行技術情報の収集と次世代製品開発体制の強化を図ることとなっている。

自動車のショックアブソーバを生産
世界各地に8,200人の従業員を擁しているKYBグループは、アジア・ヨーロッパ・アメリカにおいて、アフターマーケット用と自動車メーカー用の15の工場から、年間7,500万台以上のショックアブソーバを生産している。

売上高は、2016年度で30億ドルを上回り、そのうち60%は自動車のショックアブソーバの販売によるものである。

KYB Europe GmbHは、1989年6月に、ドイツのデュッセルドルフ近郊に設立され、9つの支店を持っている。ヨーロッパ統轄機能および、ヨーロッパとアフリカにおける市販向け四輪車用油圧緩衝機器の輸入と販売を行っている。

(画像はKYB株式会社より)


▼外部リンク

KYB株式会社
https://www.kyb.co.jp/media/ir_20180328_01.pdf