HELLA、新型トゥアレグに高性能LEDマトリックスヘッドランプを提供
多数のLEDを個別に制御
HELLAは、フォルクスワーゲンの新しい高級クラスSUVであるトゥアレグに、革新的な照明システムであるLEDマトリックスヘッドランプ「IQ.LIGHT」が導入されたことを発表した。
LEDヘッドランプは、個別に制御されたLEDで動作し、ハイビームとロービーム両方のモジュールにおいて、光スポットのマトリックスに融合する。状況に応じて、これらのLEDは、個別に制御される。
ロービームは、ジョイント回路基板上に配置された合計48個のLEDで構成されており、ハイビーム回路基板には27個のLEDが装備されている。そして、これら75個のローおよびハイビームのLEDは、適合したマトリックス光を形成する。
また、追加された53個のLEDにより、車両前方のライト、コーナリングライトと昼間のランニングライト、ポジションライトと方向インジケータなどの照明機能が確実に表示される。新しいトゥアレグのフロントライトには、合計256個の発光ダイオードが使用されている。
道路状況や周辺環境を検知した最適な照明
それぞれのLEDの対象となる作動のために、制御ユニットはフロントカメラの信号やデジタルカードデータ、GPSユニットの座標を分析しており、ステアリング角度や速度など、現在の車両パラメータもプロセスに入る。これらのデータを組み合わせることにより、一瞬で、道路や周辺環境において最適なLEDヘッドランプの点灯が可能となるのだ。トゥアレグでは、これらはすべて、「ダイナミックライトアシスト」の作動によって完全に自動化される。LEDマトリックスヘッドランプは、単独でオンとオフに切り替えられるだけでなく、それぞれの環境や地形、交通状況に合わせて、光が調整される。
多くの様々な信号を通して、車は、市街地、郊外、高速道路、オフロードのどこにいるのか、また、他の道路使用者が現在存在する場所などを認識する。
LEDマトリックスヘッドランプは、その非常に正確な作動によって、ライトが眩しく光ることはない。したがって、ドライバーは、他の道路使用者の迷惑になることなく、可能な限り最良の照明によって、常にサポートされることとなる。
また、このシステムは、カメラベースのライトが、一時的にLEDの光を抑えるという信号に反応することにより、交通標識を照らす際に、ドライバーが眩しく感じることも防ぐ。雨に濡れた路面によって生じる反射にも適応し、反射を軽減することも実現した。
(画像はプレスリリースより)
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HELLA Press releases
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