アイシン精機、オートマチックトランスミッション増産に向け中国生産を強化
2020年にAT生産1250万台体制
アイシン精機株式会社をはじめとするアイシングループは、マニュアルトランスミッション(以下、MT)の生産工場である中国の唐山愛信歯輪有限責任公司(以下、唐山歯輪)の生産ライン再編を行い、2019年8月から同工場内でオートマチックトランスミッション(以下、AT)の生産を開始することを発表した。
これは、2020年におけるAT生産1250万台体制構築に向けた施策である。
ATは世界トップクラスのシェア
アイシングループは、ドライブドレイン製品に関して、軽自動車から小型・中型トラックおよびバス、産業車両用まで業界一の品揃えを誇っており、ATは専門メーカーとして世界トップクラスのシェアを継続している。乗用車・商用車用ATとMTの他、オートメーテッド マニュアル トランスミッション、クラッチ、フライホイールなど、エンジン出力を効率的に伝達し、ハイパワーと燃費の向上を両立する製品を提供している。
前輪駆動車用(FF)6速ATでは、中容量タイプとして、従来のFF5速ATと比べて軽量でコンパクト、クイックレスポンスの「TM-60LS」、新規歯車構成の採用およびギヤ比の最適化で燃費・加速性能が向上、シフトクオリティとクイックシフトレスポンスの両立を実現した「TF-60SN」、軽量でコンパクト、高効率で燃費向上を実現した「TF-70SC」がある。
また、高容量タイプとしては、軽量でコンパクト、高効率化により燃費向上を実現、クイックシフトレスポンスの「TF-80SC」がある。
(画像はアイシン精機株式会社より)
▼外部リンク
アイシン精機株式会社
http://www.aisin.co.jp/news/2018/011420.html