マグナインターナショナル、新型のドアラッチを開発

ヨーロッパの自動車メーカーに納入
自動車部品サプライヤーのマグナインターナショナルは5月23日、ドア開閉時および室内静粛性の向上につながる最新のドアラッチComfort+を開発して、ヨーロッパの自動車メーカーへの納入が決定したことを明らかにした。

このドアラッチComfort+は、その機構内でスライドフリクションをローリングフリクションに変換することで、ドアの開閉時に要する力を低減すると同時にスムースで均一な感触を提供できることが特徴となっている。

従来品と比べて大幅に性能アップ
Comfort+と従来のドアラッチと比較するとドアを開ける時に要する力を40から60パーセント低減させることができ、これにより乗員の乗車および降車時におけるカスタマーエクスペリエンスを大きく改善することが可能となる。

また、自動車メーカーはこのドアラッチを採用することで、車両の静粛性を向上させるために必要なドアシーリングを強化することも可能となる。

これに加えて、マグナインターナショナルの実験によると、従来のドアラッチを採用して約10万回ドアの開閉を行うと、ドアを開ける時に要する力を約35パーセント増やす必要があったが、この新型Comfort+を採用することで100万回ドアを開閉しても、ドアを開ける時に要する力に変化は無かったとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

マグナインターナショナル プレスリリース
https://www.magna.com/