アルプス電気、センサ事業強化を発表

アメリカの高精度測位技術のある企業を買収
アルプス電気は5月24日のプレスリリースにて、アメリカのGreina Technologiesを買収し、完全子会社化をすることを発表した。

この買収でアルプス電気はセンサ事業をさらに強化できると考えている。

開発力の強い企業
アルプス電気が注目したのはGreina Technologiesが所有する独自のアルゴリズムを採用した高精度測位技術である。

この技術に加え、アルプス電気が持つ小型、高性能ワイヤレス通信モジュール技術を使うことで、さらに価値の高いものになり、多くの顧客の需要を満たすことができると考えている。この技術は車載市場だけでなく、民生・モバイル市場への影響も考えている。

Greina Technologiesは2012年9月に設立したばかりの若い会社だが、独自アルゴリズムを採用した高精度測位技術を開発した今後も期待できる会社だ。

今回の買収で、アルプス電気が持つ無線通信技術とGreina Technologiesの測距技術で測位精度がより正確になり、セキュリティ性にも非常に役立つことになる。

アルプス電気はこの精度の高いセンシング技術を用いて、車載市場での急成長を期待している。今後は独自性の高い製品開発をしていき、多くの顧客へ提供していくと明言した。

(画像はアルプス電気のホームページより)


▼外部リンク

アルプス電気 プレスリリース
https://www.alps.com/j/news_release/2018/0524_01.html