オートリブ、スウェーデンでのジオフェンシング都市環境技術実証に参加

事故を減らし温暖化防止に貢献
オートリブは、スウェーデンのストックホルムで行われるジオフェンシング都市環境技術実証に参加することを発表した。

ジオフェンシングは、接続された車両の配置、速度、燃料の使用をデジタルで制御できる地理的ゾーンを指している。トラックやバス、自動車は、デジタルインフラと共有インターフェイスを備えた接続された輸送システムを構築するための重要なステップであるジオフェンシング技術を紹介する。

2017年、スウェーデン政府は、ジオフェンシング技術を使用して、より安全でより温暖化防止に貢献する都市を作るプロジェクトを開始した。スウェーデン交通局が率いるこのプロジェクトの参加者には、イェーテボリ市、ストックホルム市、オートリブのエレクトロニクス事業を行うVeoneer、スカニア社、ボルボ・カー、ボルボ・グループなどがある。

都市のインフラと車両のデジタル化は、新しい機会を創造する。接続された車両は輸送を効率化し、道路の安全性を改善するとともに、温暖化の影響を軽減することができる。

ジオフェンシングはまた、都市が、車両による敵対的な攻撃に対処するために設備を備えていることを保証することにおいて、重要な役割を果たす。

車両の高度自動化により重要な技術に
Veoneerの研究&特許担当副社長であるOla Boström氏は、次のように述べた。
「ジオフェンシングは、スマートシティに向けた具体的なステップです。現在の運転支援システムは、ドライバーの感覚を補完し、交通事故の数を減らして人命を救うことができます。車が自動化していくにつれて、車両の技術は、ジオフェンシングのインフラで補完される必要があります。」(プレスリリースより引用)

ジオフェンシングは、インテリジェント輸送システムの主要部分であり、都市を安全で良い環境にするための力を交通機関に与える。

VeoneerとEricsson社は、仮想のフェンスで囲われた交通ゾーンにおいて、車両とデジタル交通インフラ間の安全なデータ交換が実証されている。5Gでは、インテリジェントな車両とインフラ間の非常に重要な通信を、自動的に優先させるネットワークにより、ドライブはより安全で効率的になる。

(画像はプレスリリースより)


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