アメリカンアクスル&マニュファクチャリング、バルセロナの生産能力を強化。

2019年からパワートレイン部品を製造
自動車部品の大手サプライヤーであるアメリカンアクスル&マニュファクチャリング(以下、AAM)は6月28日、スペイン東部バルセロナの近郊に位置するヴィラデカンスに新工場を建設すると発表した。

今回AAMは、15,000平方メートル規模の新工場をバルセロナの南西20キロの場所に新設し、2019年1月より開所する予定である。

新工場では、パワートレイン部品を製造してルノー、BMW、ダイムラー、ポルシェ、アウディ、フォードなどに供給する計画であり、近隣の2カ所の小規模工場を統合することでフル稼働時には170人の従業員体制となる見通しである。
エンジン小型化に貢献
AAMの会長兼最高経営責任者であるDavid C. Dauch氏は次のように述べている。
「AAMは納入先と商品ミックスが拡大していることから、ヨーロッパにおける生産体制の中で、このバルセロナ工場は重要な意味を持ってくる。エンジンのダウンサイジングに伴い発生する振動とノイズ低減が自動車メーカーのニーズであり、AAMこの新工場を通じてこのニーズに応えていく。」(プレスリリースより引用)

AAMは主にドライブライン部品、金属成形部品、パワートレイン部品に強みを持つ1994年にゼネラル・モーターズからスピンオフして設立された自動車部品サプライヤーであり、バルセロナ工場においてもダンパーやプーリーなどを生産していく予定である。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

アメリカンアクスル&マニュファクチャリング プレスリリース
https://www.aam.com/