豊田合成、インドにおける技術開発機能を強化
エアバッグ部品の開発強化
自動車部品の大手サプライヤーである豊田合成は7月13日、インド市場における事業拡大に向けて同国の子会社「豊田合成ミンダ・インディア」(以下、TGMIN)のグルガオン事務所をテリー近郊に設立したことを明らかにした。豊田合成はこのTGMINの新事業所を通じで、インドにおける製品開発の更なる現地化を推進していく方針である。
今回、開設される新事業所はハリヤナ州グルガオンを拠点とし、エアバッグ部品などの開発と設計、またその営業を10名の従業員体制で行っていく。
売り上げ倍増を計画
これに加えて、これまでラジャスタン州 ニムラナにあるTGMINのニムラナ工場にあった技術および営業機能を、主要な納入先であるマルチ・スズキ・インディア社の本社の近くに移設することで、業務のスピードアップを図ると同時に、設備と人員の拡充によりインドにおける開発機能を強化する計画である。TGMIN は2008年4月に設立され、現在約1,600名の従業員体制でエアバッグ、ハンドル、ウェザストリップの生産を行っているが、2020年には技術・営業員を約20名に増員する予定となっている。
豊田合成は2018年10月にTGMINのグジャラート工場の稼働による生産体制の強化も予定しており、2025年度までにインドにおける売上高を現在の2倍以上の350億円に拡大することを目指している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp