マーレ、新たな研究開発センターを開設

■高まる排ガス規制に対応
自動車部品の大手サプライヤーであるマーレは7月31日、イギリスのノーサンプトンに「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」と「実路走行排気規制」への対応を念頭に置いた研究開発センターを開設すると発表した。

この研究開発センターによりマーレは、エンジン制御の最適化に向けたキャリブレーションのボトルネック解消と、高まる排出ガス規制への適合に向け自動車メーカーをサポートしていくことが可能になる。

■サービスプロバイダーとして事業強化
今回、マーレが新たな研究開発センターを開設することは、内燃機関およびハイブリッドシステムを搭載した車両開発と車両認証の取得を強化することで、戦略的に同社のパワートレイン事業を拡大する位置付けとなっている。

マーレ・グループの最高経営責任者であるJoerg Stratmann氏は次のように述べている。
「我々は、マーレのパワートレイン事業の強化は、従来のエンジンおよび電動化システムのサービスプロバイダーとなることを目的としている。」(プレスリリースより引用)

車両試験の不足は業界内全体の問題であると認識されており、マーレは新たな研究施設を保有することで、自動車メーカーの持つ危機感を低減すると同時に、同社の業界内における立ち位置を更に強化していく方針である。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

マーレ プレスリリース
https://www.mahle.com/