マーレ、合弁事業であるBehr Hella Serviceの株式すべてを取得へ
■熱管理のアフターマーケット製品を販売
マーレグループは9日、HELLAとの合弁事業であるBehr Hella Serviceについて、これまで50%の保有であった株式をすべて取得し、自社のアフターマーケット組織を通じて、Behr Hella Service製品を販売することになったと発表した。
マーレグループの役員であり、自動車販売・アプリケーションエンジニアリングの責任者であるArnd Franz氏は、「Behr Hella Serviceは長年にわたり成功してきており、戦略的にも技術的にも、我が社と完全に調和している。」との見解を示した。
■パワートレイン技術に重要な熱管理製品
合弁会社のBehr Hella Serviceは、2005年に設立され、自動車アフターマーケットにおける冷却および空調用製品のマーケティングおよび流通を専門としてきた。事業活動を完全に引き継いだマーレは、卸売業者や修理工場に、将来的に単一のソースから熱管理製品のあらゆる範囲を提供する予定である。マーレ、アフターマーケット部門の責任者、Olaf Henning氏は、次のように説明した。
「今回の買収で、長期的に重要なビジネス分野によって、アフターマーケット製品ラインナップが補完されます。効率的な熱管理は、今後すべてのパワートレイン技術にとってますます重要な役割を果たします。この動きにより、我々はこの有望な分野で最善のサポートを提供し、修理工場の成功を確実にすることができます。」(プレスリリースより引用)
HELLA、アフターマーケット事業部門の責任者であるAndreas Habeck氏は、マーレがBehr Hella Serviceの熱管理事業を引き継いだ結果について、次のように説明した。
「我が社は、アフターマーケット事業を、照明やエレクトロニクスを中心とした我が社の強力なOEM製品の能力と一貫して整合させ、これらの分野を修理工場の専門知識と密接に融合させます。我々は一緒に、顧客のために可能な限りスムーズに、事業活動の移行を行います。」(プレスリリースより引用)
買収が完了すると、マーレは、ヨーロッパ以外の地域でも、アフターマーケットの熱管理製品の販売を拡大する。
(画像はMahleより)
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