マンウントフンメル、シャシーブレーキインターナショナルと戦略的パートナーシップ契約
■ブレーキからの微粒子排出を削減
マンウントフンメルは、シャシーブレーキインターナショナルと、乗用車のブレーキからの微粒子排出を削減するために、アドオン粒子フィルタを搭載したブレーキシステムを開発する戦略的パートナーシップ契約に調印した。
マンウントフンメルのOE社長兼ゼネラルマネージャーであるKai Knickmann氏は、ブレーキによる排出は規制されていないが、両社は近い将来この問題に真剣に取り組むことを約束していると言及し、次のように説明した。
「ブレーキキャリパーの近くに取り付けられたフィルタの堅牢なハウジングは、ブレーキダストが大気中に流入する際の粒子の排出を直接防ぎ、微粒子の排出を最大80%削減することができます。」(プレスリリースより引用)
シャシーブレーキインターナショナル、セールス・エンジニアリング・プロジェクト管理担当グローバル副社長であるBernd Schemer氏は、「システムは、ハイブリッド車や電気自動車だけでなく、内燃機関を搭載した車にも対応できる」と述べ、次のように続けた。
「我が社が持つ基礎ブレーキに関する長期にわたる経験と、マンウントフンメルのろ過システムにおける世界的な専門知識を結合することは、このようなシステムソリューションの開発を成功させる鍵です。」(プレスリリースより引用)
■よりクリーンなブレーキソリューションを開発
マンウントフンメルのブレーキダスト粒子フィルタは、コンパクトでリサイクル性が高く、ブレーキ性能に影響を与えないように設計されている。さらに、開発中の新しいシステムソリューションには、余分なスペースを取らず、エネルギーを消費しないこと、色やブランド、形状によってカスタマイズ可能であること、通常のサービス間隔で、簡単にブレーキシステムが維持管理できることなどが含まれている。
シャシーブレーキグローバルのCEOであるThomas Wuensche博士は、「同社が、ディスクブレーキZOHE AST(アクティブシェイプテクノロジー)、CO2排出削減のイノベーション、油圧作動油を使用しないスマートブレーキソリューションなど、より環境にやさしくクリーンなブレーキソリューションを開発することに専心している」と述べた。
そして、「マンウントフンメルとの協力は、顧客によりクリーンな制動ソリューションを提供するための革新を促進するのに役立つ。」と語った。
両社は、世界中の顧客にサービスを提供できる製造および開発施設を有している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Chassis Brakes Internationalプレスリリース(PR Newswire)
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