ヴァレオ、商用車市場用アクティブセーフティ技術の開発に向けWABCOと提携

■道路利用者を保護し完全自律走行を実現へ
ヴァレオは19日、WABCOと都市交通における歩行者と自転車走行者を保護し、自律的な運転機能を可能にすることに向けて、商用車市場に最新のアクティブセーフティ技術をもたらすための覚書(MoU)を締結したことを発表した。

この覚書により、両社は、商用車向けの高度運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)市場において主導的役割を果たすこととなる。

ヴァレオは、レーダーやLiDARなどの知覚システムに関する専門知識を提供する。アクティブセーフティ専門家である同社は、市場で最も幅広いセンサーのポートフォリオを持ち、すでにレーダー・フロントカメラ・LiDARを搭載した乗用車の量産に取り組んでいる。

このノウハウにより、ヴァレオはすでに、車が低速で走行する場合、近くの歩行者を保護する技術である「Valeo 360度 AEB Nearshield」を発売している。

一方、WABCOは、商用車の安全性、効率性、接続性を向上させる技術のグローバルサプライヤーとして、商用車市場のリーダーであり、市場ニーズと規制に関する知識を提供していく。

■EU 2020など今後の商用車に関する法律に対応
このパートナーシップで開発されたレーダーとLiDAR技術は、今後の商用車に関する法律を遵守し、都市環境において弱い立場の道路利用者を保護する警告システムとブレーキシステムを提供する。

提携を通じ、ヴァレオとWABCOは、2020年に利用可能となるレーダー・ソリューションを最初に開発し、ドライバーに、EU 2020に先立つドイツの規制に適応する死角警告アシストを提供する。

さらに、ヴァレオとWABCOは、2020年の規制要件を超えて、運転を促進する様々な状況をカバーするLiDARソリューションを開発する。

(画像はValeoより)


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Valeo Press Release
https://www.valeo.com/