シェフラー、ドイツのビュールに自動車OEM事業の本社を建設へ
■将来に向けたEモビリティ分野の活動を強化
シェフラーは、今後のプログラム「アジェンダ4プラスワン」の一環として、ドイツのビュールにある拠点を強化するために、6,000万ユーロを投資していることを発表した。このプロジェクトでは、世界中のEモビリティ分野における活動を強化するために、最先端の開発棟と、同社の自動車OEM事業の新しい本社を建設する。
起工式で、シェフラーAGの株主総会議長であるGeorg F. W. Schaeffler氏は、次のようにコメントした。
「新しい建物は、シェフラーの歴史におけるマイルストーンです。自動車事業の本社の場所としてビュールを選択したことは、過去数十年にわたりここで行われてきた優れた取り組みに対し、我が社が感謝している結果です。」(プレスリリースより引用)
また、シェフラーAG、自動車OEM事業のCEOであるMatthias Zink氏は、次のように述べている。
「我々は、主に、顧客に向けた、Eモビリティと明日のためのモビリティ技術を開発するために、新しい建物を使用する。」(プレスリリースより引用)
■オープンで近代的なワークプレイス
シェフラーでは、「明日のためのモビリティ」戦略に照らして、Eモビリティビジネス部門はますます重要になっている。同社は、ビュールと、アメリカのウースター、中国の安亭鎮に、グローバルコンピテンスセンターを開設しており、それらは、新しい本社から管理され、新しいドライブ技術、都市空間に向けた将来のモビリティソリューション、より環境にやさしい自動車を作るために設計された部品のネットワークとして稼動する。新しい建物は総面積が23,400平方メートルで、約500人の従業員のためのオフィススペース、食堂、広々とした会議エリア、プロトタイプの建設と試験設備の設備が含まれている。
主にEモビリティの分野で、今後数年間で、350人の新しい雇用が創出されると見込まれている。
この建物はまた、ネットワーキングと、いわゆる「ニューワーク」オフィスコンセプトという新しい概念をもたらす。それは、機能エリア、あらゆるレベルの「3D」コミュニケーション、「ワークカフェ」を備えた食堂を提供する、オープンで近代的なワークプレイス設計となっている。
また、最先端の会議技術により、世界中の同僚が常にリアルタイムでコミュニケーションできるようになっている。
■企業プレゼンテーションの標準化
ビュールの施設では、「アジェンダ4プラスワン」プログラムの一環として、シェフラーの企業プレゼンテーションの世界標準化を祝うために、従業員イベントが開催された。イベントで、Matthias Zink氏は、次のように語った。
「我々の将来の成功は、シェフラーブランドを強く持っていることにかかっている。これは、顧客に適応のポイントを提供し、我が社が好ましい技術パートナーとしての地位を確立することを可能にする。」(プレスリリースより引用)
LuK製品のブランドは維持されるが、将来的には、関連製品とシェフラーの企業ブランドとの組み合わせでのみ使用される。
地域の関係者の声として、地区行政官のJürgen Bäuerle氏は、シェフラーのビュールへの投資について歓迎し、「我々は、『将来のモビリティ』戦略がここで推進されていることを確信し、行く手にある明るい未来を祝福する。」と語った。
また、ビュールのHubert Schnurr市長は、次のように述べた。
「シェフラーは常にビュールを形成する役割を果たしており、最新の企業プレゼンテーションは、我々のためにエキサイティングな新しい時代が始まったことをはっきりと示している。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Schaeffler Press Releases
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