マグナ、Altran社との合弁会社でエンジニアリングセンターを設立

■車両に関するノウハウと地元の強みを融合
マグナインターナショナル(以下、マグナ)は、モロッコが、世界的な自動車メーカーに向けた輸出重視の主要な生産拠点として台頭してきたことに対応するために、車両エンジニアリングサービスの新しいリソースとして、Altran Technologies SA(以下、Altran社)と合弁会社を設立したことを発表した。

マグナの完全な車両エンジニアリングおよび製造グループと、エンジニアリングおよびR&Dサービスの世界的リーダーであるAltran社は、新しい合弁会社の株式を50%ずつ保有することとなる。

合弁会社は名称を「MG2」とし、モロッコのカサブランカを本拠地とする。そして、マグナの完全な車両に関するノウハウとプロセス能力、そして、Altran社の地元に根付いたパートナーとしての強みを提供する。

合弁会社は当初、両社からの約500人のエンジニアを雇用する予定。

■ヨーロッパ向け輸出車両の生産が拡大
Magna Steyr、自動車テクノロジー&エンジニアリングの社長であるKarl Friedrich-Stracke氏は、次のように述べた。
「マグナはAltran社との合弁事業により、モロッコで世界クラスのエンジニアリングサービスを提供し、競争力をさらに強化することができます。 強いエンジニアリング能力の可能性と、ヨーロッパに近接していること、成長するOEMのプレゼンスにより、モロッコは、新しいエンジニアリングセンターのために最適な場所です。」(プレスリリースより引用)

ヨーロッパ大陸から14キロメートル南にあるモロッコは、ヨーロッパへの輸出用車両を生産するための低コストの拠点を提供している。また、モロッコは2025年までに年間100万台の車両を建設するという目標を掲げており、その目標を達成するために自動車メーカーと新工場への投資に成功している。

Altran MoroccoのCEOであるMeryem Chami氏は、次のようにコメントした。
「Altran社はマグナと協力して、設計、製造、システム開発などの自動車産業のエンドツーエンド開発能力を提供し、完全なバリューチェーンをカバーします。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Magna International Press Releases
https://www.magna.com/