Magneti Marelli、カルソニックカンセイと事業統合

■世界7位の部品メーカーへ
大手自動車メーカーフィアット・クライスラー・オートモービルズ(以下、FCA)は10月22日、傘下にある自動車部品部門Magneti Marelliを大手自動車部品メーカーであるカルソニックカンセイの親会社CKホールディングスに売却すると発表した。

今回の事業売却によりCKホールディングスは買収後、「Magneti Marelli CKホールディングス」に社名を変更し、Magneti Marelliとカルソニックカンセイの事業統合することで、売上高で世界7位の独立系自動車部品メーカーとなる。

Magneti Marelliの事業譲渡は62億ユーロ規模となる見通しであり、規制当局の承認や一般的な買収条件の充足を前提に2019年上半期中に買収手続きが完了される予定である。
■統合により事業を相互補完
統合後の新会社は、企業規模、財務基盤、製品ライン、事業エリアを相互補完することで、世界中の納入先に顧客に対してサービスを提供する体制を確立することになる。

また新会社は、約200カ所以上の工場や研究開発センターを欧州、日本、米州、アジア太平洋地域に保有することになる。

これに加え、統合後の新会社がFCAに複数年の部品供給契約を締結することで合意しており、これによりのMagneti Marelliのイタリアにおける事業と製造拠点は継続されることになる。

(画像はMagneti Marelli ホームページより)


▼外部リンク

Magneti Marelli プレスリリース
http://www.magnetimarelli.com/