豊田合成、中国の自動車部品の生産会社に出資
■8億円規模の出資
自動車部品の大手サプライヤーである豊田合成は10月30日、中国における自動車部品事業を強化する目的で、同地域の統括会社である豊田合成(上海)管理有限公司(以下、豊田合成中国)を通じて「湖北諾克橡塑密封科技有限公司」(以下、湖北Rock社)に出資することを明らかにした。豊田合成中国は2018年12月に、湖北Rock社の親会社である湖北正奥汽車附件集団有限公司から株式の60%を約8億円で取得する計画となっている。
湖北Rock社は1995年に設立され、現在281名の従業員体制でオープニングウェザストリップ、ドアウェザストリップ、ガラスラン などを生産して、2017年度の年間売り上げは8,190万元規模となっている。
■中国4カ所目のウェザストリップ製品の生産拠点
湖北Rock社は、中国の華中地域を本拠地とする中国の三大国有自動車メーカーの1社である東風汽車集団有限公司や、日系および外資メーカーとの合弁メーカーである東風本田汽車有限公司や神龍汽車有限公司などにウェザストリップ製品を提供する独立系のサプライヤーである。豊田合成グループは、同社のゴムおよび樹脂部品のグローバルサプライヤーとして培った設計・生産の技術と、湖北Rock社が華中地域において自動車メーカーとの長年のビジネスで築いた取り引き実績と販路を融合することで、この地域における事業基盤を拡大することを目指して出資することを決定した模様である。
今回の出資により豊田合成は、中国におけるウェザストリップ製品の生産拠点が、華北のTG星光、華南の佛山TGRと福裕に加え、華中の湖北Rock社を加えた4拠点体制となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=718