エバスペヒャー、車両用空調システム大手企業を買収

■車両用空調システム事業の拡大
エバスペヒャーは11月6日、車両用冷暖房空調設備における専門知識・技術の向上、事業の拡大を目的に、車両用空調システムの大手企業Kalori社(フランス)と買収契約を締結したと発表した。

Kalori社は従業員150人程度、2017年度の売上は約2200万ユーロであり、契約締結によりエバスペヒャーの100%子会社となった。今後、商用車・特殊車両向け空調システムの製造拠点は、フランス・リヨンとなる。

■市場拡大と新規市場の開
エバスペヒャー空調システム最高執行責任者のイェルク・シェルニカウ(Jörg Schernikau)氏は、Kalori社は空調システムに特化し、卓越した専門知識・技術をもち、買収契約締結によって、特殊車両用空調システムの製品ポートフォリオは拡大すると述べる。

Kalori社は、建築・農業・林業車両から救急車、マイクロバス(小型バス)、RV車など特殊車両(オフハイウェイ)向けの車両用空調システムに特化している。

シェルニカウ氏は、今後、Kalori社の専門知識・技術、経験を活かして、世界基準を満たした冷暖房空間設備の開発、製品ラインの拡張、市場拡大が目標であると強調する。

また、北米自由貿易協定(アメリカ、カナダ、メキシコ)、南アフリカ、アジア太平洋地域において、新規市場の開拓を目指す。

(画像はプレスリリースより)


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Eberspacher プレスリリース
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