ビステオン、インドのゴアにテクニカルセンターを開設

■AIやディープラーニングの技術を開発
ビステオンは、インドのゴアに、インドで4番目となるテクニカルセンターを開設し、11月1日に開所式が行われた。

この施設は、インドにあるその他のテクニカルセンターと緊密に協力し、人工知能(AI)ソフトウェア、高度ドライバー認識システム、自律型車両のディープラーニングの開発を支援する。

開所式には、収益・情報技術・労働・雇用担当大臣であるRohan Khaunte氏をはじめとするゴア地域政府の代表、ビステオンの製品開発担当副社長であるMatt Cole氏、人事担当チーフのKristin Trecker氏などが参加した。

■地域の大学卒業生も雇用も
式典では、Rohan Khaunte氏が、次のように述べた。
「有名な企業であるビステオンが、この地にセンターを開設したことを嬉しく思います。また、AIとディープラーニングに関するこの新しいテクニカルセンターは、我々にとって大きな経済効果となります。ビステオンのような技術会社は、若者に機会を与え、ゴアに技術的な才能を集めるでしょう。」(AUTOCAR professionalより引用)

また、ビステオンのMatt Cole氏は、次のように語った。
「ゴアでの事業は、幅広い製品に関連する可能性のある新しい技術の開発を支援します。我が社は、クラスタ、テレマティクス、ディスプレイ、インフォテインメントなど市場をリードするコックピット・エレクトロニクスのポートフォリオを有しています。これらの製品の多くは、今後数年間、ゴアの施設によってサポートされます。」(AUTOCAR professionalより引用)

パカジの新しいテクニカルセンターは、シート関連の従業員を50人拡張する可能性がある。ビステオンは、その大半について、地域の大学の卒業生を雇用することを計画している。

■世界の自動車メーカーに革新的なソリューションを提供
ビステオンは、最近、新型メルセデス・ベンツAクラスのSmartCoreコックピット・ドメインコントローラを初公開し、世界の主要な自動車メーカーに向けて、革新的なコックピット・エレクトロニクス製品と接続された車両のソリューションの設計・エンジニアリング・製造を行っている。

また、インストルメントクラスタ、ヘッドアップディスプレイ、インフォテインメント、オーディオシステム、テレマティクス、SmartCoreコックピット・ドメインコントローラ、およびDriveCore自律駆動プラットフォームのリーディングプロバイダである。

ビステオンはまた、世界の自動車業界に、組み込み型のマルチメディアおよびスマートフォン接続ソフトウェアソリューションを提供している。

ミシガンのヴァンビューレン郡に本社を置くビステオンは、18ヶ国の40以上の工場で約1万人の従業員を擁しており、2017年には31億5,000万ドルの売上高を達成している。

(画像はAUTOCAR professionalより)


▼外部リンク

AUTOCAR professional
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Auto Tech Review
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