ラインメタル(旧KSPG)、中国の自動車メーカーからクーラントバルブを受注

■SUVを含む様々なモデルに搭載
自動車部品の大手サプライヤーであるラインメタル・オートモーティブは11月6日、グループ子会社のPierburgグループが、最新型のクーラントバルブについて、中国の自動車メーカー2社から2,500万ユーロ相当の受注を獲得したと発表した。

2019年と2020年の生産開始により、中国で人気が高まっているSUVを含む自動車ブランドの様々なモデルにクーラントバルブが搭載されることとなる。

注文されたのは、1.0リッターおよび1.5リッターのターボエンジンを搭載した車両のヒーターにおいて、2つの状態を切り替える2方向クーラントバルブと、電気自動車のバッテリーにおける温度調節用の3方向バルブである。

バルブは、中国の昆山にあるPierburgの工場で製造され、中国とアメリカのOEMの生産工場に出荷される。

■高い可変性と圧力補償が特徴
Pierburgの最先端クーラントバルブの特徴は、高い可変性である。そして、コンパクトな設計に関わらず、圧力損失が低く高い流量に対応する圧力補償も特徴となっている。これらのモジュールは、自動車の主要な冷却回路にも使用できる。

2つの冷却回路を作動させる3方向バージョンは、混合バルブとスプリッタバルブの両方として使用することができ、例えば、ハイブリッド車両が電気加熱システム回路とエンジン廃熱利用とを切り替えることを可能にする。

(画像はプレスリリースより)


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Rheinmetall Press Releases
https://www.rheinmetall-automotive.com/