コンチネンタル、モビリティ調査2018の結果について報告

■ドイツでは自動運転に対する不安も
コンチネンタルは11月9日、コンチネンタル・モビリティ調査2018の結果について、ホームページで報告した。

それによると、ドイツのドライバーは、自動運転について相反する意見が持っていることが分かった。

ストレスの多い交通渋滞や、高速道路で工事による幅員減少がある場合、3分の2程度の人は電気的に運転が行われることが望ましいと感じているが、この技術の信頼性を疑う人の数は過去5年間で48%から57%に増加した。

望ましいという回答が3分の2程度なのは、約5年前と比較して、自動運転に関する不安を表現している。アメリカで試乗中に発生した事故が、おそらくこの結果に影響している。

コンチネンタルのCEOであるElmar Degenhart博士は、モビリティ調査の結果は、将来のモビリティに向けた新しいテクノロジーへの信頼が非常に重要であることを示しているとの見解を示し、次のように説明した。
「新しい開発が責任ある方法で道路に導入されなければならないし、技術は安全で、堅牢で、信頼性がなければならない。我々の業界は、自動化された運転が革新的な方法ではなく徐々に開発されていると説明することで、さらに良くなる必要がある。また、多くのドライバーは、緊急ブレーキアシスト、死角警報システム、車線維持アシスタントなどの現在の運転手支援システムによって、事故数が既に大幅に減少していることを知らない場合もある。理解が進むにつれて受容も広がるだろう。」(プレスリリースより引用)

■自動運転の受容率は世界的には増加
コンチネンタル・モビリティ調査2013で、ドライバー支援システムの経験を積んだ運転者も、既に自動運転に対して肯定的な見方を示していた。緊急ブレーキアシストが自分の車でどのくらい確実に機能するかを知る機会を得た人にとって、自動運転が作動するかどうかの根本的な問題は、既に5年前に解決している。

コンチネンタルの調査によると、この5年間で、アメリカ、日本、中国では自動運転の受け入れが大幅に拡大した。アメリカでは、現在、ドライバーの50%が自動運転を賢明な開発と考えており、5年前の41%から増加している。また、中国では79%から89%に増加、日本では61%から68%に増加した。

ドイツでは、受け入れ率は52%で変わらないが、31才から45才では、65%という平均以上の認知率を示し、大都市近郊の住民では61%となっている。

(画像はプレスリリースより)


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Continental Press Releases
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