ジョンソンコントロールズ、自動車用電池事業を売却
■132億ドルで投資会社に売却
自動車用バッテリーの大手サプライヤーであるジョンソンコントロールズは11月13日、自動車用バッテリーを主力製品とするパワーソリューションズビジネス部門をカナダの資産運用会社ブルックフィールド・ビジネスパートナーズに132億米ドルで売却することに合意したと発表した。ジョンソンコントロールズの最高経営責任者であるGeorge Oliver氏は次のように述べている。
「今回の事業売却は、変革するJのビジネスポートフォリオにとって大きなマイルストーンとなる。パワーソリューションズビジネス部門の売却は、事業再編に加え、資金的にもバランスシートに好影響を与え株主にもメリットがある。」(プレスリリースより引用)
■15,000名の従業員に影響
ジョンソンコントロールズのパワーソリューションズビジネス部門は、自動車の電動化においてトップレベルの競争力を有しており、15,000名の従業員体制で、ほぼ全てのタイプの車両にバッテリーを供給している。2018年の売上高予想は80億ドルで、利払い・税引き・償却前利益は16億8000万ドルと見込まれている。
今回、ジョンソンコントロールズは自動車バッテリー事業を売却することで、建築物のエアコンや火災報知機などのビル管理システム事業に集中することになる。
(画像はジョンソンコントロールズ ホームページより)
▼外部リンク
ジョンソンコントロールズ プレスリリース
https://www.johnsoncontrols.com/