ビステオン、ドイツのカールスルーエに新しい技術センターを開設

■最新コックピットエレクトロニクス技術を推進
ビステオンは11月15日、ドイツのカールスルーエに新しい技術センターを開設したと発表した。

この技術センターでは、情報ディスプレイ、ドライバー支援、コックピット・ドメイン・コントローラ、自動運転技術など、車両コックピットエレクトロニクスの高度な開発を推進する。

新しいセンターは6,500平方メートルの広さで、同社のテクノロジーオフィス、製品開発、エンジニアリング、顧客担当チームから400人の従業員を収容する。

そして、新しい技術の導入に関して、ダイムラー、BMW、ポルシェ、フォルクスワーゲングループと緊密に協力するなど、ヨーロッパの自動車メーカーとともにビステオンの成長をサポートし、同社の「DriveCore」自律走行プラットフォームの開発をリードする。

ビステオンの社長兼CEOであるSachin Lawande氏は、次のように述べた。
「ヨーロッパにおける開発をリードするハブとして、カールスルーエの施設は、ブルガリア、ルーマニア、フランス、イギリスにある地域の技術センターと緊密に連携し、業界初のドメイン・コントローラ『SmartCore』などの破壊的技術を提供する。『SmartCore』は、今年初めに、メルセデスベンツAクラスとアクトスロストラックで使用された。我々は、拡張性の高いDriveCoreプラットフォームが、このセンターの次なる大きなマイルストーンになることを期待している。」(プレスリリースより引用)

■地域の技術機関や大学とも協力
カールスルーエのセンターは、イノベーションと世界的な最新コックピットエレクトロニクス技術を推進する、ビステオンのグローバルな技術的フットプリントの一部である。

そして、デジタル計器クラスタ、情報ディスプレイ、インフォテイメントシステム、コックピット・ドメイン・コントローラ、自動運転ソリューションの開発を担当する。

また、センターは、技術的および学術的な貢献をしている活動的なパートナーとして、地域の技術機関や大学と強力な関係を構築することとなる。

これには、ビステオンの技術オフィスと自動車および技術的企業からのパートナーが、カールスルーエ工科大学と協働する、国の資金提供を受けたKIPプロジェクトも含まれており、車両における人工知能のためのトレーニングデータのデータベースを構築する。

そして、ビステオンは、カールスルーエ交通協会により運営されている自動運転のテストエリアを使用し、実際の道路状況における自動運転機能について車両のテストを行う。

(画像はプレスリリースより)


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