ベントラー、中国の合弁工場を本格稼働

■合弁工場の本格稼働
ベントラーは11月29日、中国・重慶市の合弁工場が28日より本格稼働したと発表した。

合弁工場は2018年4月から始動し、主にシャシーコンポーネントやプレス部品を製造している。中国において15拠点目となり、中国の大手自動車メーカー長安汽車の子会社であるJian’Anと合弁契約のもと設立された。

ベントラーは製造技術に優れ、長安汽車、フォード、PSAなどの自動車メーカーはベントラー製品により機能・性能は向上している。今後は、自動車の最大市場である投影面積(フットプリント:左右両輪間の距離と前後軸の距離の積)を強化し、企業の成長につなげる。

■アジア太平洋地域との関係性強化
ベントラー最高経営責任者のラルフ・ゲッテル(Ralf Göttel)氏は、現在、世界の自動車生産量のうち過半数以上はアジア太平洋地域にて製造され、2025年までにアジア太平洋地域の生産量は3%増になる見込みであると説明する。

それゆえ、ベントラーは、中国企業との関係性、中国市場での立場を強化し、多くの場合、ベントラーの拠点と顧客は半径30キロ以内に位置していると述べる。

また、ベントラー・アジアパシフィック担当副社長のトニー・シー(Tony Shi)氏は、ベントラーの中国進出から15年以上が経過し、中国とのパートナーシップ関係は信頼・信用関係、協調性のうえに構築されていると補足する。

中国企業とのパートナーシップ関係、中国の合弁工場により、中国市場向け将来のモビリティが創造できると強調する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

BENTELER プレスリリース
https://www.benteler.com/