シェフラー、モーター製造装置のサプライヤーを買収

■電気自動車向けの事業を強化
自動車用軸受けの大手サプライヤーであるシェフラーは11月28日、モーター製造装置のサプライヤーでドイツのフランクフルト近郊のカルベンを本拠地とするエルモテック・シュタートマート・ホールディング(以下、エルモテック)を買収することで合意したと発表した。

エルモテックはモーター製造装置およびモーターの巻線技術に強みを持っており、シェフラーは同社を買収することで電気自動車向けの事業を強化する方針である。

■モーター製造を内製化
シェフラーの最高経営責任者であるKlaus Rosenfeld氏は次のように述べている。
「電気自動車向けの事業は、シェフラーが近い将来強化する事業の一つであり、エルモテックを買収することは、この分野の製造事業を強化するためでありシェフラーの事業戦略の一環である。今回の買収で、モーターおよびそのローターとステータの製造を内製化することが可能になる。」
(プレスリリースより引用)

エルモテックは現在約200人の従業員体制で2017年の売り上げは約4,000万ユーロとなっており、同社の電動モーターの製造技術とステータの生産分野で高い定評がある。

今回のエルモテックの買収金額は公表されていないが、2019年の第1四半期には買収手続きが完了する見通しとなっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

シェフラー プレスリリース
https://www.schaeffler.com/