シェフラー、CMBluと提携し大規模エネルギー貯蔵システムの共同開発に着手

■フローストレージ技術で共同開発
シェフラーは11月30日、フロー電池の製造を行っているCMBluとエネルギー貯蔵システムの共同開発契約を行ったと発表。工業やEモビリティなど多様な分野で応用できるシステムだ。

■安全で効率的、持続可能な電力供給
CMBluはドイツの大学研究グループと協力し、5年にわたり新しく再生可能な有機フローストレージ技術を研究。今回シェフラーとともに、安全で効率的かつ持続可能な電力を供給する商用製品の工業化に向け、共同で開発を行うことになった。

有機フローバッテリは、発電と消費のバランスに貢献するものだが、これを電気自動車用の分散型充電インフラに応用できる。バッテリは高電圧グリッドをサポートし、アップグレードの必要性を排除する。

有機フローバッテリシステムは重金属を使用せず、不燃性であるため安全な操作を実現。その原理を活かした有機フローシステムの容量は、電力とは独立してスケールアップすることができ、貯蔵タンクのサイズおよび電解質の量によってのみ制限される仕組みだ。

■Eモビリティの未来をともに
シェフラーのCEOでありCTOでもあるGutzmer氏は、現在計画されている大規模ストレージシステムが「Mobility for Tomorrow」戦略に完全に適合していると述べ、今回の共同開発契約に喜びを表明。

両社のノウハウを活かして開発を促進していきたいと意欲を示した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

シェフラーのプレスリリース
https://www.schaeffler.com/