ブローゼ、ウィンドウレギュレーター製品の生産が90周年

■軽量設計や新機能でドア開閉を快適に
ブローゼは12月7日、ウィンドウレギュレーター製品の生産が90周年を迎えたことを報告した。

家族経営のコンポーネントメーカーからシステムサプライヤーとなった同社は、現在、ウィンドウレギュレーター製品も含めた世界市場のリーダーとなった。1928年には約100万ユーロであった売上高は、今年、ドア事業部門だけで30億ユーロを超えている。

ブローゼは、軽量設計と新しい快適機能の使用により、ウィンドウレギュレーター製品において、さらなる成長の機会を提供している。現在、サイドドアを自動的に開閉する電動ドライブのシリーズ発売を準備中であり、これにより、より快適に車両に乗り込むことができる。

また、ブローゼは、革新的な材料を使用して製品の重量を大幅に削減しており、OEMは排出ガイドラインに従っている。ウィンドウレギュレーターは、プラスチックを使用することにより、鉄鋼製のものよりも約500グラム軽量化されている。

さらに、ドアシステムのガラス繊維織物強化熱可塑性樹脂により、従来の鉄鋼製ドアと比較して車両あたり約5クログラムの重量が削減され、品質と機能性を改善することが実現した。

■累計約14億台のウィンドウレギュレーターを生産
創業者のMax Brose氏が、1928年にコーブルクでウィンドウレギュレーターのシリーズ製造を開始したことで、同社がウィンドウレギュレーターやドアシステム、リフトゲートの世界有数のサプライヤーに発展する基盤を提供した。

ブローゼグループのCEOであるKurt Sauernheimer氏は、次のように語った。
「我が社の企業文化は、過去の業績だけに満足せず、自分自身で継続的に改善していくことである。ブローゼが今日の自動車業界の課題に対応し、将来競争力を維持できるようにするためには、起業家ビジョン、革新に対する情熱、変化する勇気と株主の支持は依然として重要な要素である。」(プレスリリースより引用)

ブローゼは、世界中の38の工場において、個々のコンポーネントとして、またはドアシステムの主要部分として、年間約7,000万台のウィンドウレギュレーターを生産している。

90年前の年間生産量は、現在1日足らずで製造されている。1928年以来、約14億台のウィンドウレギュレーターが生産された。

(画像はプレスリリースより)


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Brose Press Releases
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