エバスペヒャー、電気自動車の走行騒音を軽減

■走行騒音の軽減
エバスペヒャーは、新たなバルブ技術を用いて、走行騒音を軽減した次世代の電気自動車を開発した。

新たなバルブは、エバスペヒャー初の完全自社生産となる。バルブの製造は、2020年に開始予定である。

■開発背景には騒音規制の厳格化
EU諸国では、2年前より騒音規制が厳格化した。2024年までに、騒音・振動の規制基準は、さらに厳しくなる見込みである。

次世代の電気自動車は、新たなバルブにより走行騒音が軽減され、今後、厳格化される規制基準をも満たしている。バルブプレートは0~90度の間にて柔軟に調整でき、走行騒音・振動音が抑制される。市街地など低速走行時、マフラーからの排気流が抑制され、騒音は最小になる。

一方、高速道路など高速走行時には、開放弁が排気ガスを排気管へ直接送る。この仕組みにより、消費燃料の減少、背圧(排出側の圧力)の低減が実現し、高速時のエンジンパワーが無限大になる。

■バルブの縮小・軽量化
新たなバルブは縮小・軽量化するものの、機能・性能は高まり、耐久性は増す。バルブの縮小・軽量化に伴い、マフラーのサイズも小さくなり、従来と比べて最大30%減となる。したがって、車体の大きさも縮小し、駐車スペースをとらない。

(画像はプレスリリースより)


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