シェフラー、電気駆動装置の研究・開発と大量生産への準備

■米国をターゲットに新システム2種の生産化
シェフラーは12月7日、e-アクスルやハイブリッドモジュールなどのコンポーネントとシステムソリューションを、米国のトップセラー向けに大量生産し始めていると発表した。

■ハイブリッドモジュールと電子アクスル
2019年1月からアメリカで開催されるThe Global Stage for Innovation - CES 2019に、同社はハイブリッドモジュールと電気モビリティソリューション・4ePerformanceを展示する予定だ。

同社によると、2030年には新しく登録される乗用車の30%が完全電気となり、40%がハイブリッドパワートレインになると予測。

そこで同社は2020年までに、電気駆動装置の研究、開発、生産に5億ユーロ以上を投資。e-アクスルやハイブリッドモジュールなどのコンポーネントとシステムソリューションを大量生産し始めている。

■効率的でダイナミックな走行を実現
新しいAudi e-tronは、前後の車軸に1つずつ電気自動車専用のトランスミッションがあり、スマートな制御技術で効率的な全輪駆動システムが可能。通常の走行モードは、リアアクスルの電動モーターのみが作動する仕組みとなっている。

この電子アクスルは、スタンドアロンユニットとして、または既存のフロント、リアホイールドライブを本格的な全輪駆動システムに拡張することも可能。左右の車輪間のトルク配分、安全性、走行ダイナミクス、乗り心地が大幅に向上する。

米国で人気のピックアップトラックをターゲットに普及を図る予定だという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

シェフラーのプレスリリース
https://www.schaeffler.com/