Leoni、フォルクスワーゲンのMEBプラットフォームに電気自動車生産ロボットを装備
■エレクトロモビリティ向けの施設に変更
Leoniは12月14日、ドイツ・ツヴィッカウにあるOEM施設のMEB電気自動車プラットフォームモジュラーに、電気自動車生産のための革新的なLSH 3ドレスパックソリューションを搭載したロボット1,300台を供給する契約を、フォルクスワーゲンから獲得したことを発表した。このように、Leoniは、燃焼エンジン車両の生産施設を、エレクトロモビリティだけの施設に変更するという重要なサポートを顧客に提供しており、すでに100台のロボットが設置されている。
ツヴィッカウにあるフォルクスワーゲングループの生産施設で、Leoniは、溶接やハンドリング、レーザー接合、クリンチング、接着など様々なボンディング方法のためのドレスパックソリューションLSH 3をロボットに適合させている。
このプロジェクトでは、フロアケーブルハーネスの設置、すなわちロボット用ケーブルの設置や、固定工具からロボット制御ユニットへの配線も含まれている。
Leoniは、予防保守や修理、既存のエネルギー供給システムの適応を顧客にサポートする、ロボティクスの分野における総合的システムアプローチを常に追求している。
ツヴィッカウのエネルギー供給システムの設置は8月中旬に開始されており、2018年末までに最初の車両モデルで完成する予定となっている。
今後2年間で、いくつかのフォルクスワーゲンモデルが、ツヴィッカウを拠点とする新しいMEBプラットフォームにおいて製造される。ツヴィッカウの施設は、2020年末までに、エレクトロモビリティに特化する予定である。
■強靱で自由度があり高い生産性と信頼性を提供
機械的、化学的、および熱的な製品特性のニーズは、ロボット工学の分野において非常に高い。製品は、強力な加速、ねじりや圧縮に耐用する必要があり、数百万の屈曲サイクルや、高温や溶接ビード、オイルや様々な化学薬品に対して強靱でなければならない。Leoniのエネルギー供給システムLSH 3は信頼性が高く、コンパクトで柔軟な使用が可能である。また、非常にコンパクトなインテリジェント設計であり、ロボットエネルギー供給システムのエラー要因の1つである干渉輪郭との衝突を軽減する。
また、この利点は、非常に弾力性のある素材や検証済みの部品と組み合わせることにより、大きな自由度を提供すると同時に、ドレスパックをロボットアームに近接してダクトすることができる。
こうしたことから、一貫したエネルギーとデータの供給は、あらゆる産業プロセスにとって非常に重要である。特定の信号が送信されない場合、または必要なメディアが供給されない場合、一般的に製造プロセス全体が停止することになる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Leoni Press Releases
https://www.leoni.com/