デンソー、サイバーセキュリティ技術のDellFer社と共同研究開発契約を締結

■増大する脆弱性から顧客やドライバーを保護
デンソーは1月3日、サイバーセキュリティ分野で最先端技術を開発するDellFer社と、共同研究開発契約(JDA)を締結し、サイバーセキュリティ製品であるZeroDayGuard 1.0を自動車業界の市場に投入したと発表した。

このパートナーシップは、接続された自動運転車両に関連して、増大する脆弱性から顧客やドライバーを保護するための新しい方法を自動車メーカーに紹介することを目的としている。

ZeroDayGuardは、DellFer社のIoTサイバーセキュリティソリューションで、組み込みのコード実行保護により、IoTデバイスへのゼロデイサイバー攻撃を防止する。また、IoTデバイスコードの開発における1回の操作で有効になり、続いて、クラウドにおいて根本原因となるハックやサイバー攻撃を瞬時に検出できる。

DellFer社のソリューションアプローチでは、シグネチャや機械学習を使用して攻撃を阻止するのではなく、即時の制度を高めるための徹底的に迅速な計測は、事実上、多くのサイバーセキュリティソリューションを悩ませている誤検知問題を排除する。

デンソー、コーポレートベンチャー担当のディレクターであるTony Cannestra氏は、自動車用の電子制御ユニットを保護するためにDellFer社と提携することを喜び、次のように説明した。
「我々は、接続性と自動運転の分野でパフォーマンスを向上させ続けており、ZeroDayGuardのようなソリューションは、サイバー攻撃に対する自動車のセキュリティに欠かせないものとなっている。DellFer社とのJDAは、自動運転技術の新時代を前進させる大きな1歩を表している。」(プレスリリースより引用)

■IoT接続デバイスでは必須のサイバーセキュリティ
デンソーとDellFer社は、ラスベガスで開催されるCES 2019で、ZeroDayGuardのデモンストレーションを行う。

DellFer社の創立者でありCEOのJames Blaisdell氏は、次のように語った。
「我々は、デンソーとのパートナーシップを通して、接続された車の市場に、ZeroDayGuardを提供することを喜んでいる。車を含むすべてのIoT接続デバイスは、高度なハックやサーバー攻撃を防ぐという課題を抱えている。ZeroDayGuardによって、接続された車両のサプライヤーとメーカーは、見たこともないゼロデイ攻撃を瞬時に防ぐことが可能となり、基礎となるコードの脆弱性を迅速に固定することができる。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


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デンソー プレスリリース(PR Newswire)
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