ヴァレオ、カーシェアリングプラットフォームDrivyと相互運用ソリューションを開発

■車両の使用を最適化してコストダウン
ヴァレオは、同社とCapgemini社によって作られた、輸送会社とレンタカー会社向けのデジタルモビリティサービスに特化したスマートデジタルモビリティソリューションである「Mov’InBlue」と、ヨーロッパの大手カーシェアリングプラットフォームである「Drivy」が、接続されて相互運用可能なシェアモビリティソリューションを立ち上げたことを発表した。

このソリューションのおかげで、輸送会社の管理者はDrivyプラットフォーム上で、セルフサービスのカーシェアリングのために自分の車を利用できることとなる。

ターンキーソリューションにより、すべての専門的な機関に、無駄のないスマートフォンベースのカーシェアリング市場に参入するための輸送車両の機会が与えられる。

これには、従来のレンタカー会社、ならびに、自由に使うことができる車両を所有する企業や地方自治体、カーシェアリングサービスへの多様化を目指す企業が含まれる。

Mov’InBlueソリューションは、Drivyプラットフォームとの統合で、250万人のユーザーがいるDrivyのコミュニティと、輸送会社の車両を共有できることとなり、輸送会社の管理者は、車両の使用を最適化して、さらなる収入源を得ることができる。

■増加するカーシェアリングのニーズに対応
ヴァレオ、コンフォート&ドライビング・アシスタンス・システムズの社長であるMarc Vrecko氏は、Mov’InBlueという独自の技術と業界の能力のおかげで、都市でのカーシェアリングの主役であるDrivyの開発において役割を果たすことを喜び、次のようにコメントした。
「私用でもプロとしての使用でも、我々は、ますます輸送会社とカーシェアリングへの移行があると確信している。我々は、経済的なコストだけでなく環境的なコストを削減するために、車両の使用を最適化する必要がある。将来のエンドツーエンドシステムを提供することは、モビリティをシームレスで楽しい経験にする。Mov’InBlueを使用し、Drivyと提携することで、我々は、自動車業界のすべての専門家にとって達成可能な目標とする。」(プレスリリースより引用)

一方、Drivyの創立者で会長兼CEOのPaulin Dementhon氏は、ヴァレオのような世界クラスの革新的な自動車部品サプライヤと協働できることに対する喜びを表した。

さらに、Paulin Dementhon氏は、「カーシェアリングサービスが急増し、自動車のバリューチェーン全体で成長の原動力となっている今、我々は、プラットフォーム上でのレンタカー会社と企業の輸送会社運用者の統合をスピードアップし、過去2年間で力強い成長を遂げてきた熱心なDrivy車両を超えたその他のモデルへと多様化することができる。Mov'InBlueソリューションを統合することで、共有モビリティ分野において、2019年の初めからDrivy Openセルフサービス車両の成長を大幅に向上させ、さらに信頼性の高い広範なカーシェアリングサービスを、250万人のユーザーを持つコミュニティに提供することができる。」と説明した。

(画像はValeoより)


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